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夏秋期に収穫され上品な味わいの『夏秋イチゴ』についてお伝えします。 |
イチゴは、今から200年前のオランダで、北アメリカと南アメリカの野生種から改良された園芸品種が現在栽培しているイチゴのルーツと言われています。
日本には江戸時代末期にオランダ人によって長崎に伝えられ、明治初期ごろから本格的に栽培されるようになりました。
イチゴの栽培特性は、バラ科オランダイチゴ属の常緑多年草で、5月から6月頃に白い花を咲かせ、果実は赤く熟します。
栽培期間は、苗作りから始めると収穫までに1年以上と手間がかかり、苗から栽培しても8か月以上の期間を要します。
花卉は弱い低温、短日条件の秋に分化し、冬に休眠して生長を停止、一定の低温期間を経ると休眠から覚めて生長を始めます。
むつ市でのイチゴ栽培は、古くから農家の自家用に栽培されていましたが、一部の農家で生食用として施設を整備し栽培に取り組みが見られました。
これまで栽培されているふつうのイチゴは、春から初夏にかけての収穫でしたが、生食用だけではなく、ケーキなどの業務用にも適した新しい四季成りの品種『ペチカ』は、国産イチゴの価格が高くなる夏場の収穫を可能にし、下北地域の夏期冷涼な気候条件に合致することから、流通が確立した平成16年の秋定植から本格的な栽培を始めることとなった比較的新しい取り組みです。
『ペチカ』の栽培は、はまなす農協いちご部会が中心となり、意欲的な生産者と新規就農者の参入および市や県の補助事業を積極的に活用して生産規模の拡大を図るなど、大幅に生産を伸ばしている状況にあります。
むつ市生まれの上品な味わいの可愛らしいイチゴは、ケーキなどの業務用として、予冷出荷により採れたてのおいしさを消費者に届け、たくさんの人に可愛がっていただきたいと願っています。
イチゴの上手な選び方は、色が鮮やかで表面に艶があり、でこぼこがなく、つぶつぶが立って、ヘタがみずみずしいものほど新鮮です。
ビタミンCがたっぷり含まれ、風邪予防や美肌効果が期待できるほか、血をつくるビタミンと言われる「葉酸」も豊富に含まれているので、貧血にも効果的です。
また、イチゴにはペクチンが豊富に含まれ、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制する効果があり、イチゴの赤い色素成分にはポリフェノールの一種であるアントシアニンも含まれ、目の健康に対しても有効であるほか、発がん抑制作用にも期待がもてます。
十和田おいらせ農業協同組合むつ支店
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