この記事へのお問い合わせ
総務部市長公室
〒035-8686
青森県むつ市中央一丁目8-1
電話:0175-22-1111(代表)
秘書担当 内線:1111~1115
広報担当 内線:1116~1118
はじめにむつ市議会第243回定例会の開会に当たり、令和2年度の市政運営に臨み、所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。 |
今回提案する予算は、「家族まるごと応援予算」としております。
コウノトリに運ばれてくる新たな命からお年寄りまで、むつ市を一つの家族と考え、予算編成をいたしました。市民の皆様のライフステージに応じた切れ目のない支援を、様々な事業展開によって応援いたします。
新しい命の誕生と子育て家族を応援して、「Smile Kids Office にっこりっこ」を子どもみらい部に開設。ここでは、妊娠期から子育て期にわたるまでの様々なニーズに対し、切れ目なく支援を行い、さらに、全ての子どもとその家族、妊産婦の方の相談・支援を行います。
また、子どもの誕生を望む夫婦の経済的負担を軽減するため、これまでの特定不妊治療費の助成に、新たに「人工授精等の一般不妊治療」を加え、制度を拡充いたします。
次に、子どもの教育で若い家族を応援して、放課後支援プログラムを開設。モデル校を指定し、なかよし会と放課後子ども教室の一体化により英語教育を行うなど、子どもたちが放課後に安心して過ごし、学力の向上を支援する環境づくりを進めてまいります。
4月には、むつ下北地域初となる高等教育機関、青森明の星短期大学「下北キャンパス」がいよいよオープンすることに合わせ、本市の教育振興につなげるため、運営を支援いたします。
また、この「下北キャンパス」の開設を契機に人材育成、市内事業者の課題解決に向けた取組を進めてまいります。
「人材定着事業」として「下北キャンパス」を拠点に人材の定着、還流を図るため、地元雇用セミナー等を開催するほか、「プラットフォーム拡大事業」として(仮称)下北キャンパス後援会を設立し市内企業の参画、大学の経営安定化に向けた取組を進めてまいります。
下北Project2020では、キーワードの一つであるスポーツ振興に、「文化・芸術」を加え、プロの演奏家によるゼミナールを開催するとともにトップレベルの演奏者からの指導機会を提供し、このプロジェクトを更にステップアップさせ、「音楽によるまちづくり」も実現してまいります。
こうして、子どもや若い世代の一人ひとりが新しい一歩を歩み始めることが、このまちの希望になります。この歩みを応援することが、このまちの未来への投資であり、私たち市政に携わる一人ひとりの使命であることは言うまでもありません。
次に、お年寄りの暮らし応援として、高齢者を中心とした利用者にやさしく安全・安心な移動手段の確保、利用に当たっての支援など、地域公共交通のあり方について、新年度から交通政策課を企画政策部内に設置し、具体的な調査・検討、そして、関係公共交通機関との調整を進めてまいります。
さらに、家族・仲間まるごと応援として、多くの市民の皆様方が待ち望んでおります、むつ市総合アリーナは、9月1日のオープン予定となっております。新たに設置されるボルダリング施設やプロバスケットボールチームの青森ワッツ戦の誘致などを通じて、家族でスポーツを楽しみ、そして健康づくりの場として市民の皆様の元気な声がまちに響くことは、何事にも代えがたい未来への活力を地域全体にもたらすことと期待しております。
全ての市民の皆様は、かけがえのない私たちの家族です。暮らしや社会が刻々と変化する中、家族の誰もがこのまちで安心して生まれ、育ち、学び、働き、幸せに暮らし続けられるために、私たちは挑戦し続けることが求められます。
世界の潮流とむつ市の挑戦の結節点から市民の皆様の希望が広がっていく明日を意識しながら、令和2年度は、「家族まるごと応援予算」によって、むつ市内に家庭的な、“やさしさ”、“あたたかさ”、“つながり”を実現する行政経営を展開してまいりますので、議員の皆様、市民の皆様には、なお一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げ、私の所信の一端とさせていただきます。
総務部市長公室
〒035-8686
青森県むつ市中央一丁目8-1
電話:0175-22-1111(代表)
秘書担当 内線:1111~1115
広報担当 内線:1116~1118