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都市整備部都市計画課
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青森県むつ市中央一丁目8-1
電話:0175-22-1111(代表)
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エリアマネジメント計画素案(平成24年2月版)の内容についての検討
平成24年2月23日 木曜日 午後2時00分から午後4時00分ごろまで実施しました。
まちの駅七福 2階
11名
今までのワークショップのスタイルを変えて、参加者全員で向かい合い、素案について討論する形となりました。
当日は、素案へのパブリックコメントの実施期間中でした。まちの駅七福では、閲覧場所としてスペースを提供していました。
ここに書かれていることが全部出来たら凄い。必要なことや足りないことが書かれているが、何になるためにこれが必要なのか。この街が何になったら良いのか。
たとえば、弘前市は弘前城があって、武家屋敷があって、大学もある学問の街で、魅力とかイメージが出来ている。青森市は県都であり、行政の中心の街。八戸市は水産の街でありながら、福祉も充実している。むつ市は、経済でも文化でも広い意味で色々なものが遅れている。魅力を増すために、又は生活の便を良くするために色々挙げられたが、そのゴールはどこにあるのか。
たとえば、青梅市は映画看板でまちづくりをしている。別に映画会社があるわけではなく、そこに看板職人が居たからで、商店街や映画マニアが盛り上がっている内に20年掛けて昭和、レトロ、ファンタジーのある街になった。バス停や街灯のデザインも決まっている。
これまでは必要だからやった形で、利便性の他に、来たくなる魅力のある街が作られてこなかった。無責任でも、どんな街になれば良いかという抽象的なものがなければ不安である。
66頁に「子どもから高齢者まで、誰もが集い、交流できる歴史と潤いのある街」という目標像が示されている。それを実現するために街並みや景観、公共施設などについて基本方針やアイデアを示している。これら全部を一度に取り組むのは難しい。地区の方々ができることから取り組んでいくことになる。そのアイデアに、もう少し肉付けする意見を聞きたい。
具体的に見えてこない。たとえば、街灯のデザインでも、青梅市も最初から決まっていたわけではなく、やりながら形を作っていったんだと思う。でも「映画看板のまちづくり」は分かりやすい。「映画看板のまちづくり」だからといって、障がい者に配慮していないわけではない。
今回示した素案は、これで決定ではなく、もう一度委員会で協議して案になる。次に、来年度設立予定の協議会の中で検討し、決定となる。その段階で何を取り組むか決めていくことになる。そういったステップを一つずつ踏んでいく必要がある。
ワークショップは意見を集約するために全部入れ込んでしまう。これが企業で有れば、どこを売りにするのか、どこに絞り込んでいくかの議論になる。歴史と言っても明治、大正など全部違う。この素案はそういう作戦まで至っていなくて、これからアクションプランを考えていくことになる。それを考えていくための会議が来年度の協議会であり、飛内さんのいう絞り込みのような作業をすることになる。
ワークショップでは、各アイデアの事業主体、必要な組織まで検討したが、それは時期尚早ということで除いたのか。
事業主体等は第3回ワークショップで検討しており、結果としては47頁に整理してある。ただし、各組織との調整まで至っていないため、活動計画(素案)としては載せていない。来年度、各事業を進めていく上では、各組織との調整が必要になる。
来年度、分科会のメンバーについて、住民は公募型になるのか、市からの指名になるのか。
自分でやりたいという方に積極的に参加していただく事になると思う。場合によっては、お願いして参加してもらう事もある。
どこかの段階で公募されると考えて良いか。
協議会から公募される形になる。
66頁に「事業・活動に取り組む基本姿勢」として、「民間・団体の主体的な参加と情報公開」を位置づけているが、この両方のバランスを取りながら進めていくことになる。
通りの名称について、「年金横丁」等と俗称を記述しているところがあり、改めるか確認したい。
闇市場については、子どもの頃よく使われていた名称であり、使えるものと考える。
「親不孝通り」が「ふれあい通り」に変わって、看板も設置されている。
通りの名称を変えようという動きがあるのか。
「親不孝」という部分が宜しくないということで、当時の町内会長が「ふれあい通り」への変更を進めた。
頭に(通称)などを付けてはどうか。
(通称)として、通りの名称変更、決定も含めて検討する方向で記述する。
むつ市エリアマネジメント活動計画(素案)としているが、書いている内容はモデル地区についてである。他の地区のエリアマネジメントが入ってくれば、中心市街地全体の計画になると考えている。そうなると、地区の名称をこのままモデル地区で良いかという疑問もある。「田名部まちなか」だと新町等も含まれる。
田名部祭りの組でいくと、明盛、共進になる。
田名部神社があることから考えると、田名部エリアでも良いのではないか。
来年度早めに事業化できそうな事として考えられるのが、70頁に「観光情報のQRコードの作成」があると思う。むつ市のサーバを借りられれば、それほど手間を掛けなくても出来そうである。
来年度の協議の際の参考としたい。
70頁に「見どころ、観光情報~」とあるが、むつ市の見どころは何か。観光客に対して「見どころはここです」と紹介できずに困ってきた。この活動計画(素案)の中に、見どころになりそうなところ、価値のありそうなものを育てる活動も入らないのか。
マネジメントとは育てるという意味なので、それが基本になると思う。92頁に、すでに知られている地域の資産が羅列されているが、それをただ見てくださいではなく、育てなければいけない。
昔、青年の船に乗ったときに感じたのが、青森県の中で下北の存在がないということ。津軽や南部の人は「うちにはこういうものがある」と言うが、当時はまだマグロも有名ではなく、田名部祭りも観光としてはねぶた、三社大祭に負ける。その当時は、自分が名物になろうと思った。むつ市は、それだけ切羽詰まっていると思う。 これからはソフトの時代。だからエリアマネジメントで街並みを良くして、物や人が集まってきて、ここでお金を使ってもらい、物産が生まれるような街をつくらなくてはいけない。最終的には、まちの人全員が大なり小なり関わって、新しい副収入が生まれたり、職場ができたりするようにならないといけない。自分の人生や街を認めてもらうために、自分たちが何をしていくか。
92頁に載っているものですら、資源として使い切れていない。色々なストックをもう一度評価して繋げていくのも、一つのマネジメントである。もう一つは、色々な活動をしながら新しい宝物を見つけていこう、育てていこうという事だと思う。
20~30年前のまちづくりは、お金を使って他から持ってきていた。今は、地域に有るものを育てていきましょうという話をしないと、エリアマネジメントをやる意味がない。自分たちの持っている資源をどこまで伸ばせるか、何に拘っていくかなど思う。
飛内さんの「何を目標にするか」という話は、拘る目標が決まらないと育て方も決まれないということだと思う。それは、委員会でパッと決めるのではなく、来年度の協議会にみんなで参加しながら、共通の目標や拘るところを議論して、共通理解するところから始めないといけない。委員会で決めたことのお仕着せではいけない。
ワークショップは色んな意見が出されるし、でも報告書を作るためにはそれを集約しなければならない。それで最終ではなく、来年度立ち上がる協議会の中で、「何に拘ろうか」という話をするときに、最初に広げすぎると動かなくなるので、4つぐらいの調査事業に絞って、まずは調べてみようというぐらいにした方が良い。そういう意味ではキャッチコピーも、もっと分かりやすいものに変わっても良い。
ワークショップでも委員会でも、皆さん水に拘っている。中心市街地のエリアマネジメントで「魚を釣ろう」という街はあまりない。漠然と「歴史と潤いの街」とすると、どこにでも合いそうなので、議論すればもしかしたら具体的なものに変わるかも知れない。シティではなくエリアなので、もっと住民や企業の人が参加した会で決めていかないといけない。それがエリアマネジメントだと思う。そういうことをやっていくんだという事を、ここで理解しておかないといけない。報告書ができたから、それに沿っていけば自動的にできるというものではない。これから育てる苦労をしていかなくてはいけない。エリアマネジメントというと格好良く聞こえるが、今までのまちづくりと違うわけではない。1回目の講演会でも話したが、マネジメントは「親が子どもを育てるように、われわれがまちをどう育てていくか」、みなさんが「マネージャー」になろうということだと思う。育てたいからマネージャーになる。そのためにどこからやるかがエリアマネジメント計画。今までのまちづくりとまったく違うものではない。
協議会の中で、この報告書を基に、どっちに向かって育てていこうかという大きな方向性を確認できたら、分科会に参加したいという人も出てくる。その方向性の確認が最初に必要。
報告書には何も変なことは書いていないし、全部出来たら良い。どっからやるか、どこに重きを置くか、どれを諦めるか等のメリハリは、地域の人たちが一緒に議論しないと出てこない。
われわれは外から来ている人間で、これからも関わっていきたいと考えているが、最後は自立的に自分たちで選ぶことになる。この報告書は、そのための道具ぐらいに考えた方が良い。
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